二郎の日記

スキー&スノーボード2004-2005

うつ状態改善のためにも断酒継続は必須

 久里浜アルコール症センター:松下 幸生 ,樋口 進の作成した、飲酒とうつ状態の早期発見という資料があります。この資料、以下のような書き出しです。

----- 引用開始 -----
 うつ状態では抑うつ気分を解消するために飲酒したり、うつ状態によくみられる不眠に対処するために飲酒したりすることがあり、それが高じて飲酒の問題に発展してしまうこともある。飲酒の問題が重篤になればアルコール依存症に到る。このようにうつ状態と飲酒の問題が合併しやすいことは容易に想像できるのだが、両者の関係については意外と知られておらず、精神科の教科書ですらその詳細について記載しているものはほとんどない。
----- 引用終わり -----

 この資料には、うつ病とアルコール依存症の合併率について記載されており、うつ病の人にどのくらいの割合でアルコール依存症が合併するかについて調べた論文では、中央値は 16%だそうです。その人の今までの人生の中でアルコール依存症と診断できる時期があったか、なかったかと定義すると中央値は 30%になります。

 また、アルコール依存症では 30%に気分障害の合併が調査前 1 年間にみられ、アルコール依存症とは診断されない人と比較すると気分障害を合併する率(オッズ比)は 3.6 倍もあったそうです。また、うつ病は28%にみられてオッズ比は3.9、躁うつ病は1.9%にみられてオッズ比は6.3 といずれも統計学的に有意に高い頻度で合併することが示されています。

 しかし、飲酒によって生じたうつ状態は飲酒をやめることによって消失することも実験から示されており、ある調査によると、アルコール依存症には 42%にうつ状態がみられるが、そのほとんどは断酒によって消失し、4 週間後にもうつ状態が残っているのは6%に過ぎないということです。

 別の調査では、過去 1 年間飲酒しなかったものを対象とすることでアルコールの影響を除外した上で過去のアルコール依存症の有無とうつ病との関連を調べた結果、アルコール依存症の既往のある人ではない人と比べてうつ病の危険性が 4 倍高まるとの報告があり、アルコール依存症そのものがうつ病の危険性を高める可能性が示唆されています。

 その理由としては、離婚、失職、経済的破綻などの心理社会的要因のほか、長期の飲酒による神経内分泌系の変化などの生物学的要因が関与する可能性も考えられており、私の場合には 神経内分泌系の変化などの生物学的要因しか考えられません。

 アルコール問題とうつ状態が合併した場合にの対処としては、二次性うつ病の場合、すなわちアルコール依存症にうつ状態が合併した場合は、まず断酒から始めることは当然であるとし、もし、数週間の断酒でも改善しない場合には抗うつ薬の服用を検討すべきであると述べられています。

 一次性うつ病の場合は、より安全なのは一定期間(数ヶ月程度)断酒してみることが述べられており、二次性うつ病と同じようにうつ状態の改善も期待できるとされています。

 私は、現在うつ状態と診断され、抗うつ剤を服用していますが、この症状の改善のためにも、断酒を継続しなければならないのは、今日引用した資料からも明らかです。


 今日も一歩前進、明日への一歩をご一緒です! (^o^)丿

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by jirou_ah | 2009-02-14 18:15 | うつ状態 | Comments(6)
Commented by ヨウコ at 2009-02-14 19:49 x
>飲酒とうつ状態

検索したらすぐヒットしましたので、資料のPDFファイルを保存しました。情報ありがとうございます。私がうつ病と最初に診断されたのが平成10年頃。当時の一般向け医学書には「うつ病になっても、お酒もタバコもほどほどにたしなむなら禁止する必要はない」とあり、主治医の先生からも「好きなビールでも飲んでリラックスしては?」と言われていました。

それから3~4年かけて、私はアルコールのコントロールを失って行ったわけですが、中にはうつ病治療中にも適量を守り、今は晴れてうつ病も治癒して楽しい酒を飲んでいる方もいらっしゃるかも知れません(羨ましい…)。

おっと、今更飲める人を羨んでも仕方ありませぬ^^; 断酒してからも、うつの軽い再発はありましたが、確かに飲んでいた頃のような強い症状は出なくなりました。結論として、私も断酒継続をしなければなりません。
Commented by jirou_ah at 2009-02-14 20:27
ヨウコさん
これからも、時々こんな情報をアップしますので、参考になさって下さいね! (^o^)丿
Commented by at 2009-02-15 21:51 x
私の場合は、PTSDによる抑うつから、めまぐるしい社会への適応を目指してのお酒でした。最初はそれでもなんとかなっていたんですが、やっぱりコントロールできなくなってしまいました。女性に多い、忘却型です。
Commented by jirou_ah at 2009-02-15 22:18
暁さん
人それぞれ、様々な経緯で、同じ病気になってしまいますね、...。
私は、ストレス解消だなんて思いながら飲んでいる間に、脳の器質変化を来たしてしまったようです!(^^ゞ
Commented by ノ〇ル at 2009-02-16 18:03 x
今一非科学的な気もするのですが、『心の傷は脳の傷』という本が出ています。
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4890136304/?tag=yahhyd-22&hvadid=14995042541&ref=pd_sl_24qz4zhhkt_e

私は立ち読みした程度ですが。

心の病気になる経緯は様々なようですが、この医師によると薬物療法と「バナナを食べて走る」のような脳内でセロトニンを増やすような行動をとる。そして「絶対に治る」と自分に言い聞かせることで脳の構造が変わっていくとのこと。

アマゾンの書評でもつっこまれていますが、そんなことが証明できたらノーベル医学賞ものという感じもしますが、医師の経験と勘はバカにできないと思います。

と、いうわけで私はこの本をやや信じています。

これだと、自助が鬱やアルコホリックに効くということが証明できるでしょうね。毎日良くなる、良くなると言い続け、そして身体も良くなる方向だと条件づけられている方向に動かすわけですからね。

暇ができたら読んでみたいなと思います。
Commented by jirou_ah at 2009-02-16 18:53
ノ〇ルさん
面白そうな本ですね、是非読んでみたいと思います。科学と経験を比べれば、人類の歴史は常に経験が先行してきています。その経験が信用に足るものであれば、科学なんて糞喰らえです! ^_^;
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